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地元 京都をはじめとする関西地方、ライブやイベントの遠征で出向いた土地で食べた美味しいもの・美味しいお酒を思い返したり、友に勧めたり、自分が次回行くときの参考にするための自分用備忘録です。 リアルタイムで呟くにはX(旧Twitter)で十分なのですが、後から見返すには自分のポストが多すぎて見つけられないので、思い切ってブログで記録することにしました。
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冬インテ当日まで、この記事がトップに来ます

 寒中お見舞い申し上げます。皆様、いかがお過ごしでしょうか、真生です。
 今年のお正月は、せっかく習ったんだから!!とお着物で初詣。オフの友人と二人で出向いたのですが、二人ともが着物にまとめ髪だったためか、ふと視線を感じたら外国の方がカメラ若しくはスマフォ若しくは3DSを構えている→ヾ(゚д゚;) はっ!? 気付かれた!?→アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ→(;´Д`)ア、アノ……sorry。アノ、しゃしん、アノ……→「良いですよ? O.K」→((o(´∀`)o))→「あ、間に入ります? えぇと、between?」→Σ(*゚Д`;)ア……o(*´д`*)oコクコクコクコク→それを見ていた他の外国人グループが、「アノ……+(0゚・∀・) +ワ、ワタシタチモ!」ということを延々と繰り返していました。
 おそらく、3日に出向いたので着物での参拝客が少なかったので、余計に目立っていたのでしょう。皆さん笑顔で、瞳をキラキラさせながら礼を言って行かれましたので(一部、無言で撮って無言で去っていったグループもあったけど)(某国出身者かと勝手な思い込みと偏見で考えていますけど)、日本に旅行に来られていたのならば思い出作りに役立てたかな、とちょっと嬉しく思いました。うん、頑張って着物着よう!(着ないと忘れちゃう(>_<))


 さて。
 印刷所さまから、特に問い合わせ等が来ていないので、案内をば。
 えぇと、まずはスペースですが。


スペース№

6号館D

み-17a

透明な霄


 
 で、ございます。


 新刊は、1冊


悪霊/GHOSTHUNT ナル×麻衣
No.11 『ぽけっとらう゛ぁー』
サイズ:B6
頁数:84P
価格:800円
内容:何故か急に小っちゃくなっちゃった麻衣さんとのあれこれ。
何だかんだで博士が貢いでいたり(博士なりに)優しかったりするのは仕様です。
尚、サンプルはこの記事の折り返しに載せております。
あと、幕間小咄をペーパーに載せてますので、合わせて楽しんで頂ければ幸いvv




 他、既刊を7種

・『ante post』……B6,28P,300円,R-18,いちゃあまらぶえろ話。残部少
・『ガモフの提唱 ~1st impact~』……B6,124P,1200円,サイト再録+書き下ろし2編,御大の御大による御大のための結婚道程話
・『チョコレートハート』……B6,236P,1800円,再版,逃げる麻衣さんと追う博士。残部少
・『I for you』……B6,60P,600円,麻衣さんを思って政略結婚を決めた博士を、麻衣さんが奪いに行くまでの話
・『メルカトルの子孫』……B6,84P,800円,音楽プロデューサーの博士に見いだされる麻衣さんの、パラレル芸能話。
・『Brilliant Stars』……B6,144P,1,400円,R-18,2010年SCCの初オフ参戦以降、ペーパー裏に書き下ろしてきた小咄を中心に集めた総集編もどき。
・『Tea and day』……B6,40P,400円,英国在住中の若夫婦になったふたりのとある1日を追った(たぶんきっと)ほのぼのいちゃ甘話。



 と、合同誌が1種

・『びばのんのん ~湯煙温泉旅情~』……A5,84P,900円,糸切れシスターズこと秋野ほなみ、玖堂真生、ヤマダ、ゆい(五十音順)による合同誌第2段。テーマは「温泉」。残部少



 を、持って参ります。
 午前中は私本人がスペースにおりますが、午後からは友人に売り子を頼んで買い物に出る予定ですので、よろしくお願いしますm(_ _)m



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 現地から特に連絡をしないまま事務所に戻ってきたから、当然自分の背後にはいつもの、見慣れた小柄な少女の姿があると思っていたのだろう。それなのに、一人で帰ってきたようにしか見えない自分の様子により表情を引き締めた彼にナルは、手にしたそれをゆっくりと差し出した。
「所長……?」
 肩より少し短い、色素の薄い髪をもつそれは、少女の姿をした人形である。だが、くったり、とその身を預けているために右手からはみ出している手足は滑らかで、肩や肘、膝などの関節部にすらも継接ぎのないそれが、ただの人形ではないことくらい、彼ならばすぐに見破るだろう。
「あの、これは……いや、他人の趣味をとやかく言いはしませんけど、所長が持つとしゃれにならないと言いますか……」
「? 何をおっしゃっているのか、解りませんが」
 だが、ひくり、と頬を引き攣らせた彼は、妖しさ全開といいますか、と訳の分からないことを言い出した。何が怪しいのかはさっぱり理解できないが、どうやらさすがの彼も見ぬけていないらしいことは判ったため、ナルは伏せている人形の顔を軽く持ち上げて、その顔が安原によく見えるようにしながら、端的に事実を突き付けた。
「麻衣です」
「はっ!?」
 彼らしくない、素っ頓狂な声を上げ、眼鏡の向こうの瞳を大きく見開いた安原に、思わず口端が歪む。
 気持ちは、解るのだ。
 ナルも、彼女を迎えに行ったアパートでこれと遭遇した時には思わず、だが真剣に自分が疲れているのかもしれないと、幻覚や幻聴にでも襲われているのかと考えた。
 だが、何度自身に、起きろ、と命令しても目覚めることはなかったし、目の前から消えることもなかった上、うぇぇぇん、と泣きながら駆け寄ってきて盛大に転んだあられもない姿に、とりあえず現実として受け入れざるを得ないという結論に達したのだ。
「ですから、これが麻衣です」
 そのため、もう一度はっきりと、一語一句区切りながら安原に伝えてからナルは、その人形の額を人差し指で弾いた。
「起きろ、この馬鹿」
「ア痛っ!?」
「にん――…!?」
「な、ナニ痛いっ! 痛いぃぃ!!」
 が、思いの外、勢いが付きすぎたようだ。
 どうしてこの状況で眠れるのか、小さくはない苛立ちが表に出てしまったらしく、ぴしっ、と鳴り響いたそれに人形が跳ね起きる。信じていなかったのか理解が追い付いていなかったのか、ぱかっ、と口を開いて彼女を指差した安原に構わず、ナルは深々とした溜息を吐いた。
「お前は……危機感や緊張感といった言葉を知らないのか」
「ちょ、ナル! ヒドいよ、今本気で叩いたでしょぉぉ!?」
「こんな状況でもぐうすか寝られるような寝汚いヤツに優しくしてやる必要があるとは思えないからな」
 とたん、悲鳴を上げたかと思うと、じたばた、と『麻衣』が両手両足をばたつかせる。女の子には優しくしろぉぉ、と喚くそれに、ナルは肩を竦めた。
「た、谷山、さん……?」
「ほぇ?」
 あ、安原さんだぁ。
 やりとりだけは見慣れているだろうそれだったからか。ようやく正気に返ったというか、納得せざるを得なくなったらしく安原が、多分に疑問を含んだ声で呼びかける。それに、軽く首を傾げて返事をした彼女に眼鏡を外すと、「ちょっと、待ってくださいね……」と彼は米神をもみほぐし始めた。
「あ、あれ? 安原さん??」
「……もう少し、そっとしておいてやれ」
「ナル?」
 お~い、と彼の目の前で左右に大きく手を振る彼女に、ナルは諌めるように告げる。きょとり、と目を瞬いて、見上げてくるナルのハンカチをオフショルダーのワンピースのように纏っている全長二十センチメートルほどの寸法に縮んでいる『麻衣』にナルは、「まったく……頭が痛い」と今日何度目かになる溜息を吐いたのだった。


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