１．ヲタクの歩み

　う～ん……たぶん、素養はたぶん、生まれつきだと思うよ。とりあえず、物心ついたときには絵本や童話など、子ども用の本を読んでいた記憶があります。あと、親が買い与えた百科図鑑を夢中で読んでいた記憶もあるので、その当時からオタクへの道は始まっていたのではないかと……。小学校時代から、一番好きな場所は図書室・図書館でしたねぇ。
　とりあえず、我が家が自営業で、お客様の待ち時間用に、週刊少年ジャンプ・マガジン・サンデーと月刊ジャンプが毎号本屋さんに届けてもらう。っていう環境だったので、４種に掲載されている作品はすべて読んでいました。はじめて購入したコミックスは、『らんま１／２』の９巻。初めて買った少女漫画は『天よりも星よりも』。そこから、日本史と日本の偉人に若干転びます。オマケに、当時から文字で読んでいるはずの話が、自動的にフルボイスで再生されるという特技（？）がありました。
　他、小学校高学年から中学生時代に、各種少年漫画に少女漫画、ティーンズハート・コバルト文庫・スーパーダッシュ文庫といったライトノベル系からシャーロックホームズ全集・アルセーヌルパンシリーズ、アガサ＝クリスティーにエラリー＝クイーン、エドガー＝アラン＝ポー等々の海外ミステリーを読み漁っていました。

　んで、上記の家庭環境から一日中テレビが点けっぱな環境だったので、アニメも普通に見てまして。
　アニメ、『幽遊白書』の『妖狐蔵馬』の『声』にはじめてときめきを覚えました。キャラとしても好きなのは蔵馬より妖狐だったあたり、この頃から（男の長髪キャラはあまり好みではありませんが）すでに、『冷静沈着で、頭の切れる、けれど情には厚い』キャラに弱かったようです。その後、当時は声優さんの名前なんて全然知らない、っていうか、意識もしていなかったにもかかわらず、『るろうに剣心』のドラマＣＤを聞いて、「違う～。蔵馬の方じゃなくて、妖狐のがイメージなんだ～～！！」と喚いていたあたり、なんだかなぁ。な感じです。

　その後、ほぼ同時期に放映されていた『南国少年パプワくん』や『ＳＬＡＭ　ＤＵＮＫ』『ドラゴンボールＺ』に『美少女戦士セーラームーン』で、声優『緑川光』さんの声に、どうやらものすっごく弱いらしいことを知り、自分がどうやら『声フェチ』（当時は、こんな言葉知りませんでしたが）らしいことを自覚しました。いまだに緑川さんを超える、私の中の『キング・オブ・美声』は現れていません。

　が、中学生の頃、当時大好きだった漫画？アニメ？？の……今でいう、アンソロジーのようなものを読む機会がありまして。その内容が、ばりっばりＢＬな１８禁でして。いや、中学生が手に入れられるくらいだから、年齢指定はされていなかったのでしょうが、そりゃあもう、すごい内容で。モザイク処理されている本なんて、はじめて見たよぉぉ。な感じで。
　それに多大なショックを受けて、ＢＬにものすごい拒絶反応を示すようになりました。
　最近は、コミケやインテに行けばそっちの方が割合多いし、普通に本屋で肌色がやったら多い表紙が並べられているのでだいぶ免疫ができましたが、当時は吐き気を催すくらいだったので、相当なものだったと思われます（若干、記憶が無いんだよなぁ、でも）。いや、今でもダメなことに変わりはありませんが。

　そんなこんなで普通に本好き漫画好き、アニメもゲームも大好きさ～。な、「もしかしなくてもオイラって、オタク？？」レベルのまま数年を過ごしまして。


　今から約４年前、運命が大きく変わりました。
　当時、個人経営の診療所に勤めていた私は、ものすごく忙しいというか、きついシフトで働いていまして。そうですね、ご近所様でもある薄荷ちゃんの残業っぷりと激務が、如実に想像できるくらいには。
　んで、どうやら私、ストレスが溜まると、胃が痛くなって食欲が極端に落ちる上に、夜眠れなくなるんですね。なんていうかこう、「寝てしまったら、早く朝が来る。朝が来るのが嫌、明日にならないで」的な思考になるらしくて。
　ストレス発散しようにも休みがないから買い物にもカラオケにも行けないし、その頃はネットも繋げていなかったから本やＣＤも買ったり借りに行ったりできないしで、どんどこどんどこ鬱憤が溜まっていきまして。
　どこでどう、何を間違ったか、携帯サイトでテニプリのリョ桜を検索かけたんですよ。たぶん、当時ハマっていた作品の中で、ヒロイン（桜乃ちゃん）の出番がまったくないものだったからかと思われますが、軽い気持ちでお姫ちゃんを検索かけて、そこで初めて『二次創作』というジャンルに出会います。出会った……の、です。が。
　携帯サイトのそれらはもう、なんていうか、今の少コミ掲載作品的なソレばっかりで……。または、名前だけがそうで、キャラが崩壊しているというか、なんというか……。な、モノばかりで。
　本来ならそこで、二次創作にも拒絶反応を示すところなのですが。これまた、どこでどう間違ったのか、『だったら自分の読みたいものを書いてしまえ』という結論に達しました。本当に、今でもなんでだろうなぁ、と疑問です。

　で、自分ひとりで好きなようにほのぼの、中学生日記な彼らを書いて満足していたのですが、ここで運命の出会いその２が起こります。親友、ソカたんから、「アンタきっと話合うで～」と、氏川合歓たんを紹介されたのです。
　ひとりうきゃうきゃしていた私に、サイト作りを薦め、なかなか一歩が踏み出せない性格な真生さんの背中を押してくれました。

　その後、とりあえずネット環境も無いし、コンスタントに作品をアップし続ける自信もなかったのでまずは携帯サイトを運営し始め、１年間続いたことで、「これなら大丈夫かも？」とＰＣでサイトを作ることを決意して、現在に至ります。

　なので、二次創作やらコミケやらでうきゃうきゃ言ってるのをオタクだと定義するなら、真生さんのオタク歴としてはたかだか４～５年しかありません。が、『自分の好きな物やこだわっている物に対して時間とお金をつぎ込む』という意味で定義するなら、最低でも小学校中学年、下手すれば物心ついたときから。ということになります。

　ちなみに、小説モドキを書きはじめたのは高校生の頃からです。当時は、思いっきりオリジナルで、能力者物がほとんどでした。




２．影響を受けた作家や絵師はいますか？

　たぶん、いろいろいろいろ混ざってるんじゃないでしょうか。この歳になるともう、誰の影響受けてるんだかわかりゃしませんよ。
　っていうか、いまだに文体が安定していないので、これからもいろいろと影響受けて、変わっていくんじゃないかなぁ。


３．今まで書いた中で楽しかったもの、大変だったものは？
　楽しかったのは……基本的に、すべて楽しいです。
　大変だったのは……『es un tiempo de verano』と、今回の麻衣誕記念……。どっちも、書いている途中でスランプに陥っていたので。



４．作品を書いていて変わった事、嬉しかった事、悩み事は？

　自分が書いたものに反応がもらえることはかなり嬉しい！！ですよ～。
　所詮、自己満足って言ってしまったらそれまでだけど、お言葉頂ければやる気がアップ♪しますもん、やっぱり。
　あと、お友達ができたこと～～！！　いつもかまってくださり、有難う御座いますｖｖ
　悩みは……書きたいものが、頭に浮かんだ通りに表現できないこと。遅筆。


５．今までの作品の癖みたいなもの

　基本、糖分が加味される。
　いやだって、二次は好きキャラを幸せにしたいがためにしてるんだもの……。
　一次の場合は、基本シリアス。殺人描写も死体描写も暴力描写も、普通に出てくる。……けど、やっぱり糖分は多少入る。あと、最低でも主人公ＣＰは確定している。


６．アナログとデジタルではどちらが作品をやりやすいですか？

　半々。
　絵はアナログオンリーだけど、文はどちらも。テーマとか一文とか、簡易プロットとかは適当な紙に鉛筆で書き書きが多いかな。
　あ、でも今は『ポメラ』ちゃんがいるので～。ネタを思いついたときに、すぐメモ打ちメモ打ちしてますｖ　便利♪♪


７．作品を書く上での理想と現実

　文章を読むだけで、生き生きとその場面が思い浮かぶようなものを……書くのが目標。読んだ人が笑ったり泣いたりするようなものを……書くのが願望。
　……現実は、厳しいのデスヨ；；；；；


８．作品を書く上で学んだ教訓

　教訓が生かせてたら、もっと良いものを、もっと早くアップできてると思う、よ……。
　ひ、日々、修業！！


１０．これからチャレンジしたい事

　チャレンジというか、これからの予定は。
・まず、原稿！！　原稿あげるぜ、ｆｉｇｈｔ！！
・ハロウィン合わせでネタを……できれば１本
・裕香さん宅の２周年に送った話の続き、（たぶん）完結編
・かなやん宅のふたたんに送ったパラレルの続編と完結編
　あくまでも、予定。……が、頑張るよ～～。
　あと、３０万ヒット記念も、なにかやりたいな♪（←言うだけならタダ）
　ハーレクインなナル麻衣も書いてみたいけど、ハーレクインを読んだことがないので偏見混じってるとは思うが、『身分差』『政略結婚から生まれる愛』『男が俺様』『男が自信家』『シンデレラストーリー』『勘違いからくるすれ違い』ってなると、普通にナル麻衣は当てはまるんじゃなかろうか……なんて思ったり。


１０．次に回す歴史が知りたい5人

　えぇっと……どうしよう。
　と、とりあえず、テイクアウトフリーで！！