先週の今日、かなやんと裕ちゃんとしんたろーさんとにメッセで遊んでいただきましてね。
そこで語り合った内容を、うにゃうにゃ~、とボウルに放り込んで、捏ねて。丸めてオーブンに突っ込んでみたら、こんなん出来ましたけど~~…………………………ゴメン。
ゴメ……なんか違うって言うか、尻切れなのは重々承知してるんだけど、今の、脳みっそパーンっっ!!! ってなりそうな状態じゃあ、これしか出てこなかったよ……orz
エチい方向にも、ギャグい方向にも行きませんでした……そこの辺は、所詮、真生さんだしね。の一言で済ませてくれると、ありがたいです。
って、これだけ読んでる人は、管理人4人集まって、いったいどんな話をしてるんだ……と胡乱な眼で見られそうですが。
そ、そんなに変な話はしてないよたぶん。……たぶん; きっと;; おそらく;;;(どんだけ自信ないねん!!)
んでもって。
ちょっと今、ページ作る余裕無いというか、新しいアップロード方法を学んだり試したりする余裕が大脳皮質にありませんので(間違いなく、そっちの知識が優先して定着されちゃうからね、趣味の方が)、ひとまずコッチにあげときます。
真生さんにしてはかなり短いので(だから、ブログにアップできるわけだけども)、後日ちゃんと、改めてサイトに上げる時には、オマケ的なものを何か、追加したいと……したいとぉぉ(要努力)。
たいとるも、決まって(考えるほど脳が働いて)ないのでねぇぇ;;;;;
ちなみに、ナル+麻衣で。×じゃなくって未満な、仲良しな感じで。
[6回]
「ね、ナル、肩揉んであげよっか?」
「は?」
珍しく所長室ではなくて応接スペースのソファで、これまた珍しく本もファイルも何も持っていない状態でカップを傾けているナルを、まじまじ、と観察しながら麻衣は言った。
リンは機材の受け取りのために昼前に出たらしいし、安原はまだ出勤してきていない。滝川や綾子といった協力者達も今日は顔を出していないようだから、麻衣がオフィスに出向くまで誰一人居なくなる応接スペースにナルが留守役として座っていること自体はそう不思議でもないため、てっきり麻衣の出勤と同時に紅茶だけ頼んで岩戸に閉じこもるだろうと思っていたのに、彼は麻衣が挨拶するよりも早く「麻衣、お茶」と予想通りの言葉を告げた後はソファに深く身を沈めたままだ。
おやぁ。と首を傾げたものの、言われたとおりナルと、それから自分の分の紅茶を淹れてきた麻衣は、時折それを解すかのように肩や首を動かしている彼に気付いてそう提案したのだが、当の本人は何を言ってるんだ、という視線を麻衣に向ける。
「だから、肩。けっこー上手いんだよ、あたし」
機材運びで鍛えられてるしね~。
両手で抱えるようにして持ち上げていたカップをテーブルに戻して、ちょいちょい、と麻衣は自分の肩を指さした。その仕草で麻衣の言わんとすることを察したらしく、あぁ、とナルが目で頷く。
「マッサージということか?」
「そそ。出てきてるってことは、今ナル手が空いてるんでしょ? さっきから首とかコキコキやってるし、痛いんじゃないの?」
そう続ければ、ナルの眉間に一本皺が寄った。どうやら図星らしく、その表情がほんのり嫌そうに歪む。
「お前は仕事があるはずだが?」
「あるっていうか、ナルからの指示待ちだよ。ファイル、昨日帰り際に渡したじゃん」
それでも、サボる気か。と言外に皮肉を含ませるナルに、にっこり、と麻衣は笑顔を向けた。調査中であるとか、一歩間違えれば危険にさらされるかもしれないような状況や、重要度の高い仕事以外――例えば、麻衣からすれば単なる読書だろうと思われるようなときならば、先に強気に出ればそれなりにナルは負けてくれる。今日はその本も持っていないし、手が空いている発言を否定されなかったこともあって、さっさと立ち上がった麻衣に、ナルはひとつ溜息を落とした。ナルが座っている一人掛け用のソファの後ろへと回り込むと、何も言わずにカップをテーブルに戻してくれたあたり、今回も勝ちを譲ってくれるらしい。ひょっとすると言い合いする時間がもったいないとでも思っているのかもしれないが、麻衣としてはそれならそれでかまわないので、ではさっそく、と意味もなく腕まくりをするように右手で左腕を撫で上げた。
「んじゃ、失礼しま~す」
「なにか粗相をするつもりなのか、お前は」
「言葉のアヤってやつです~。ナル、急に触られるのダメでしょ」
「っ、麻衣!」
「知りませ~ん」
襟足をかきあげる前に一言声をかければ、すかさずナルが言い返してくる。往生際が悪いというか、わざわざそんな茶々を入れてくるナルに、むぅ、と頬を膨らませると麻衣は、てい、と強めにナルの後頭部を押さえた。予想外の衝撃だったらしく、ぐい、と頭を前に突き出されたナルが非難の声を上げるのをすっぱりと切り捨てて、麻衣は目の前にさらされた白い項へと手を伸ばす。
「っ……!」
「固っ」
二本揃えた人差し指と中指、それから親指とで頚椎を挟み込むようにして摘む。どうやら痛かったらしく、ナルが小さく息を呑んだ。これだけ固まっていれば、そりゃ痛いだろう。
「も~、休憩中も本読んでるからだよ」
見事なまでに凝り固まっている首筋の感触に、一瞬驚いて手を離したものの、再び、今度はあまり痛みを感じないよう、やわやわ、と麻衣は首筋を揉み解していった。ぶつぶつ、と小言混じりにマッサージを続ければ、むっ、としたような気配が漂ってきたものの、それなりに気持ち良いのか徐々にナルから強ばっていた肩の力が抜けていくのが解る。
「うわ、がっちがちじゃん!」
まるで首の後ろを捕まれた猫のようにナルの項が丸められて、えへへ、と勝手に口元が綻んだ。普段のナルがナルだけに、こんなふうにおとなしく、なされるがままになっている彼が珍しいやらくすぐったいやらで、なんだか妙な気分だ。
これまた、見下ろされることが断然多いために滅多に見ることのできない旋毛を眺めながら、上から順に、強弱をつけながら首の凝りをほぐしていた麻衣は、だがその指を肩口へと移動させたところで、首なんて相手にならないくらいに固まっているそこに思わず素っ頓狂な声を上げた。
「そうか?」
「そうかって、石みたいだよナル!」
揉み解す、どころか、そもそも指が入らない。
いくら麻衣が機材運びで鍛えられているとはいえ、所詮は女の力でしかなく、また、上手だというのも学校で、恵子やミチルなどクラスメイトの女子相手にマッサージをして言われた言葉だ。当然、女子と男子では筋肉の付き方や質が違うのだから、彼女達の柔らかな肩とナルのそれとでは、とうてい比べ物にならない。
うええ~。と盛大に眉を顰めた麻衣に、後ろを向いているのだからその表情が見えるわけでもないだろうにナルが、不思議そうに首を傾げた。
「石というのは大げさすぎると思うが」
「全然! ちっともおおげさじゃないよ。えぇ、も~。ちょっと、本気で指入らないんですけど……!」
「っ!」
「あ、ゴメン!」
ぐりぐり、と指で押そうにも反り返ってしまい、むしろ自分の手を痛めそうだ。うぅむ、と口唇を尖らせ、それなら、と腕を折り曲げて肘で力任せに刺激すれば、びくん、とナルの肩が大きく跳ねる。明らかに痛みをこらえるように息を呑まれて、麻衣は反射的に触れていた肘を離した。
本当は、これだけ酷い肩凝りなのだから、こんな素人丸出しの麻衣が、ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう、と揉むよりも専門の、整体や接骨院、カイロプラクティックなどに行って、ちゃんとした医師に診てもらうべきなのだろう。が、眩暈や立ち眩み、頭痛など明らかに生活に支障をきたす症状が出ているならともかく、ただでさえその能力から他人に触れられることを厭うナルが、わざわざ足を運んでまでマッサージを受けに行くとは思えない。
まるで一枚の岩のようなナルの背中を見ながら、むぅ、と顔を顰めて、それから麻衣は、ぽむ、と掌を叩いた。
「ね、ナル。あっちのおっきいソファの上でさ、寝転んでくれない?」
「何故?」
「その方がやりやすいからに決まってるじゃん。体重かけて、手のひらで押そうと思って」
「……別に、そこまでしてマッサージしてくれなくても良いが」
「だ~め! ほら、早く早く」
人の好意は、おとなしく受け取る!
そう、指では力が足りなくて、肘では鋭いというか、骨が当たって痛いのならば、より力を入れやすい体勢になれば良いわけだ。
我ながら名案だと、にこにこしながら説明した麻衣に、ナルが訝しげな表情で振り向いた。ナルからすれば別に仕事でもなければ頼んだわけでもないのだから、無理なら無理で、「はい、おしまい」と言って止めてしまえば良いと思っているのだろう。押し付けは好意とは言わないんじゃないのか、というナルの言葉を、さっくり、と聞こえないふりをして、ほらほら、とソファを指差す。
そのまま、無言で見つめ合うこと数秒。ふぅ、とナルが溜息とともに立ち上がったのに麻衣は、「うし、勝った!」と改めて腕を捲くる仕草をしたのだった。
(えんど)
麻衣さんが上に伸しかかる寸前で止めててゴメンね、かなやん、裕ちゃん、しんたろーさん。
エチいのはかなやんが、ギャグいのはしんたろーさんが、そしてどんな状態なのかは裕ちゃんが、それぞれ書(描)いてくれるって信じてるから~~!!!!!
うん、見事な住み分けよね!(満面の笑み)
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