と、いうわけで。
　東福寺に行ってまいりました～～ｖｖ
　随一の紅葉スポット♪だけあって人が多いのは予測済みだったので、拝観時間終了間際に赴いたのですが。


　それでも多かった……ｏｒｚ


　土曜日だし明日の天気は良くないって話だし。霜月ラストの土曜日だし。まぁ、仕方ない。私もその、『多い人』の中のひとりだ。

　…………普通に出て、三十三間堂（蓮華王院）までいけば良かったなぁぁ。京都駅周辺に観光行くときってたいてい、東本願寺～東京タワー～西本願寺～東寺、と回るから、三十三間堂ってあんまり、行かないんだよなぁ。と、ちょっと後悔しました。


　そんなわけで。ＪＲ奈良線を利用して、参りましては東福寺駅（ＪＲ京都駅より奈良線で１駅です）。より、徒歩約１０分。実際には、すぐに霊源院やら退耕庵やらが見えますので、そんなに遠くには感じません。
　東福寺

　臨済宗　大本山でございます。


　うきうき、とまず真っ先に向かうのは通天橋。渓谷に架けられた橋で、眼下に紅葉が広がります。

　本来？ならば紅葉の雲海が広がるのですが、今年の秋はいつまでも気温が下がらず、先週くらいから急に冷え込んだために紅葉の色づきが一斉でなかったらしく、色合いがだいぶバラけていたのですが。
　１本の木の中に赤・黄・緑の葉があったりして、それはそれで綺麗で楽しめました。




　紅葉を楽しみつつ通天橋を渡り、開山堂へ。







　お参りをした後、再び通天橋へと戻ります。一方通行なので、帰りは下に降り、渓谷から戻るのです。ちなみに横の写真は、渓谷から通天橋に向かってシャッターを押したもの。


　通天橋で紅葉を楽しんだ後は、庭です！！
　ということで隣の、方丈庭園へと向かいました。八相の庭ｖ

　ちなみに、方丈からは上で書いた通天橋も見えます。ほんの少し上の位置にあるので、見下ろす、とまではいきませんが。


　その後、（拝観料が必要な）目的の二ヶ所を見終わったので、あとはのんびりと、他の庵や院、土産物屋を見て回ろう！　と移動しようとした真生さんの目に、とある文字が飛び込んで気ました。

『龍吟庵（国宝＆重要文化財です）、特別拝観中』

　という。
　なんですとっっ！！？　行かなければ行かなければ！！　あれだよね、龍の庭だよねっっ！　と、寺院も神社も好きだが、庭も好きなので！　ひゃっほうテンション上がりました。拝観料？出す出す！！　喜んで～～♪♪
（ちなみに、扁額の『龍吟庵』の文字は足利義満の手によるものだそうです）。


　左の写真は東庭、『不離の庭』です。こういう庭には珍しい（と、真生さんは思ってる）赤砂が敷かれています。中央の長石が大明国師を、その前後の白と黒の石がそれぞれ、国師を守った二頭の犬を表しているとか。右の写真が寺名にちなんで作られた西庭、『龍の庭』です。龍が海中から黒雲を得て空へと昇っていく、昇天する姿を現しているそうです。なので雲を現す砂が、白砂と黒砂になっています。そして、竹垣が稲妻模洋！！


　ときめくわ～ｖｖ


　そしてそのときめきのまま、『即宗院』へ。歴史好き、幕末好きの方なら一度は耳になされたことがあるかと思われますが、東福寺の塔頭のひとつで、西郷隆盛が隠れ住み、倒幕・明治維新を成し遂げるために密議を交わしたと言われる、『採薪亭』がある場所です。あと、その際に犠牲というか、死んでしまった島津藩士の顕彰碑が建てられてもいます。
　……まぁ、西郷どんは私、あまり好きではないのですが。幕末～明治維新において重要地ではあるので、こちらも拝観に。庭はともかく、さすがにその顕彰碑は写真に撮る気にはなれなかったので写していませんが。
　ちなみに顕彰碑はけっこうな坂の上というか山辺にありまして。石階段が敷かれているのですが、段差はそうでもないもののその段自体が斜面になっていまして。登るときはそんなに気になりませんが、降りるときはけっこう怖いです。向かわれる際は、なるべくヒールの低い、かつ滑りにくい靴で行かれることをブーツで行った私がお勧めします！！（いや、マジメに恐かった；；；）


　そんなこんなで。
　わざと昼遅くに出向いたために、見終わった頃にはすっかりと日が沈んで下りました。ので、名物東福寺パフェは今度、もっと暖かい日に食べに行きたいと思います。

　くぅ、パフェ……（でも寒い）。