日付変わって、２日目。５日子どもの日。
　前日の予定をいくつかすっとばしてしまったので、朝から大忙し……のはずなのに、前日の疲れを引きずって、のったりのたのた準備をする我々。
　それでも、とりあえず８時はホテルをチェックアウトし、荷物をロッカーに預けるために東京駅へ……向かったならば、皆同じことを考えていたらしく、どこにいっても空きのロッカーがない。ない。ない！　ので、荷物預かりサービスに並んで、愛が重たいキャリーを預け。
「もう昼じゃんよ～（１０：５０）。朝ごはんじゃなくって、昼兼用ご飯食べようよ～～」
　と２人して泣きが入ります。
　最初リゾット……を食べようと思ったら、なんと１食平均１，５００円！！
　真生さんも岩ちゃんも、美味いものにお金を出すのは別にかまいやしませんが、いくら２食分とはいえランチに１，０００円以上出すほど金持ちでもありませんので、値段を見て速攻で却下が入ります。

　高いよ～。リゾット好きだけど、１，６００円とかあり得ないよ～～！！

　んで、結局ランチサービスを見つけて、『まい泉』に行きました。とんかつｖ　とんかつｖｖ



　おいしかったよ～～、とんかつｖｖ
　お肉柔らか、衣さっくりｖｖ
　普段は２，０００円以上するのですが、ランチタイムで先着３０食限り９５０円！！
　真生さんは上写真のオーソドックスなとんかつ定食を、岩ちゃんは一口（のサイズじゃなかったけど）ヒレカツ定食をいただきました。うまうまｖｖ


　お腹もいっぱいになって、満足満足ｖしながら、当初の予定に組み込まれていた靖国神社へと向かいます。メトロにのってひと駅、大手町で乗り換え～までの間ひたすら、ＪＲに乗っていないにもかかわらず何故か、某林檎ちゃんの曲が頭を流れます。しかも、友人（具体的に言うと、ソカたん）がカラオケで歌っているのでしかフルコーラスで訊いたことがないため、１番とラスサビだけがエンドレスリピートされます。

――じぇいあーるしんじゅく～えきの、ひがしぐちをおりた～ら～ぁぁ♪

真：「今あたしら新宿駅になんて向かってないのに何で～～っ！！？」
岩：「っていうか、ＪＲに乗ってすらいないってあたしら！　今メトロ、メトロ！　地下鉄やし！！」

　ふたりそろって、「う～あ～～」と頭を抱えながら、大手町で乗り換え。向かうは九段下。
　の。
　駅に着いた瞬間、脳内ＢＧＭが、ぱた、と変りました。
　えぇ、はい。某武道館へと向かう歌に。

――くだんしたの～えきをおりて～さ～か～み～ちを～～♪

岩：「誰だっけ、それ～？」
真：「…………………………今さ、スキンヘッドのアーティストがふたり、頭に浮かんだ」
岩：「いやそのふたり、共通点アーティストっていうのとスキンヘッドってことしかないから！！　誰と誰が浮かんだのかは聞かなくても判るけど！！」
真：「…………………………爆風スランプの方じゃ、無かったけなぁぁ」
岩：「あれ、歌詞的に悲恋……じゃないや。失恋だよねぇ、彼女、けっきょく来なかったんでしょ？」
真：「え、そうなの？　オイラこの曲、１番しか歌詞知らない」
岩：「先に歌いだしたの、真生さんじゃん」
真：「だってオイラ、世代じゃないもんこの曲」
岩：「いや、あたしもまだ世代じゃないけど～」
真：「あ、見えてきたよ、タマネギ。あれ、擬宝玉だったよね、確か」
岩：「……なんか、思ってたよりもタマネギ、小さい………………？？」

　そんな会話をつらつらしつつ、ひたすら坂道を登る。登る。登る。
　……道玄坂よりキツイぃぃ！！！（←そりゃそうだ）
　この辺りから、ぱらぱら、と雨が降り出してきました。慌てて折りたたみ傘を取り出しつつ、心持ち早歩きで登り、徒歩５分……ひたすら上り坂だってのに、５分で着くかい！！　と嘆きながら歩くこと、８分。

　到着しました、靖国神社。



　参拝方法は神道式で良いハズ～。と、まずは手水を取ります。
　てくてく敷地内を歩きながら、ふと真生さん疑問を。
　靖国神社って祭神が神話に出てくるような神様や天皇じゃないから、祭神を現す……なんて言いましたっけ、あれ？　鳥居とか入り口付近に、木の板に祭神の名前が記されているやつ。天照大御神とか、大国主大神とか。あれがないんですよね、戦没者や英霊が祭神だから。
　しばらく、う～～ん？と悩む真生さんに岩ちゃん、
「……靖国って、いわばお墓じゃん？　なんで疑問に思ってるの？？」
　と訊ねてきました。
　うん、私もそういう認識だけど。
　でも、太平洋戦争の前から、靖国神社はあったわけで。真生さんの記憶には、戊辰戦争の戦没者から合祀している、っていうのがありまして。

　……招魂社になる前の、創建されたときはどうだったんだろう。と。
　でも、創建したのは明治時代の人だったはずだから、最初から招魂社として作られたのかなぁ。とね。


　中途半端に広い、基本遠浅ところにより海溝アリ。な知識の持ち主真生さん＆基本大陸棚ときどき海溝アリな知識の持ち主岩ちゃん。ふたりそろって、首を傾げつつ二礼二拍手一礼してお参り。



　………………最初から、招魂社として創建されたそうです。


　そうだよねぇぇ。そんなに、古くないはずだもんねぇぇ。
　う～ん、そのへんの知識はやっぱり、まだまだ不足気味だなぁ。単立神社だってことは、知ってたけど。
　む～。まだまだだね。（←お前、どこを目指してるんだよ）



　さて、九段下では靖国と、他には金色に光るたまねぎ――もとい、武道館くらいしか見るものがないので、とっとと次行こうぜ～～。と移動することに。

「渋谷区道玄坂に行きたい！！！」

　と、旅行の予定を練っていた時点で己の欲望全開だった真生さん、「渋谷で見たいものないし、先に秋葉原行っててもいい？」と聞いてくる岩ちゃんに、全然おっけー、後からアキバ行くから合流するから♪と、当初はここから昼過ぎ、夕方くらいまで単独行動になる予定だったのですが。
　渋谷の東急ハンズに岩ちゃんが大好きな『Ｏｒｌａ　Ｋｉｅｌｙ』の商品を一部、取り扱うようになったらしいと知って、俄然行く気に。ちょっと前まで古都の、阪急にテナントが入っていたのですが、撤退してしまったために「こうなったら、ＨＰで直接購入……！　本店（イギリス）から……！！」状態だったので、うきうき、と渋谷に付き合ってくれました。
　そんなわけで、渋谷区道玄坂～～。なテンションのままに、（わけのわからない）証拠の写真が、コチラ。


　雨の中、とりあえず東急ハンズへと進路をＧＯ！
　あ、ちなみにオーラカイリーって、こんなのです。

　彼女はマグカップや小物系が欲しかったらしく、うきうきと店内で物色……していたのですが。テナントが入っているわけではなく、フロアの一部商品だったために、どうしても表に出されているものは少ないわけで。
　せっかく東京来たんだし～。と店員さんを呼び止めてほかのデザインがないか訊き、購入手続きを取っている間に私は、ふらふら～、と……同じフロアにあった、ふ、フランクミュラーのスペースに………………。

　い、いやだって！　フランクミュラーなんて高級品、田舎じゃ取り扱ってないんですよ！！
　もちろん、購入なんてできませんが（ピンキリの、キリの方でもン十万なんて、とてもじゃありませんが買えません出せません；；；；；）、「み、見させて下さい～～」と入っていったならば、上品な感じの男性社員さんに、「どうぞ、ごゆっくり」と笑顔で促していただきました。
　うっとり。
　ついでに、きっと次来たとしても最低来年、一年後なんだし～～。と、ここぞとばかりにデザインの種類を訊きます。個人的に『ロングアイランド』と『ラウンドクロノ』が好きなのですが。
　女性用なのかな？　『Ｍｏｍｏ』が可愛かったです～～。ミヒャエル・エンデの『モモ』のイメージで作られたらし～。

　博士、『コンキスタドール』付けてくれないかなぁ。あ、ちなみにこんなの。

　本物なんてもちろん持っていないので、写真を引っ張ってきましたが。
　……ま、間違っても、購入ボタンなんて、押しちゃダメですよ～～。安いほうのでも、１７０万円ですからねコレ～～；；；；；

　あ、コンキスタドールのエレクトラでも良いかも。きっと、似合うと思うの～～ｖ

　真生さんの中で、出来（過ぎ）る、ハイソサエティな男の腕時計はどうも、フランクミュラーがイメージらしいです。
　博士、カルティエのパシャも似合いそうですが。イギリス王室御用達でもあるしね、カルティエ。

　とか、まじめな顔で説明聞きつつ、脳内では妄想を……ごめんなさい、店員様；；；


　……ん～、でも。麻衣ちゃんとおそろで腕時計なら、フランクミュラーだと文字盤大きいの多いし、カルティエのほうかなぁ。個人的にはショパールが好きなんだけど（もちろん、持っていない。つうか、ムリ；；）、こっちは博士には可愛すぎるような……『ハッピースポーツ』なら、イケるか……？？


　そんなこんなで、いろんな意味で満足（笑）して店内を出た我々。そのまま、横に走っているほっそい道（なんか、やたらとホテルがあったよ……。しかも、なんだかなぁ、って感じのホテル名な）を抜けて道玄坂へ向かいました。
　ひゃっほうｖ　ひゃっほうｖｖ　といったん一番上まで登り、資料……と言わんばかりにさっそく、デジカメでパシャパシャやっていたら、いきなりカメラに不具合がっっ！！　なんでか、メモリ不足って出てる、ちゃんと新しいマイクロＳＤ買っていったのに！！！

　取説なんて持ってきてないし、うえぇぇん解んない～～；；；　と嘆いていたら、岩ちゃんが、
「大丈夫、任せろ！」
　と力強く請け負ってくれ、周囲の景色をパシャパシャ写真に撮ってくれました。あとで、ＣＤ－Ｒに焼いてくれるって～～ｖｖ　わ～～いｖｖ
　そこで彼女の言った、「めっちゃ前……７～８年くらい前かなぁ。渋谷来て、この道が道玄坂なんやって知らずに（別の目的があって）登ってた時に、今のあたしらみたいに写真撮ってる人、何人か見てさ～」「あれ、ひょっとして真生さんのお仲間っていうか、同類だったんちゃうかなぁ」に、まったくもって否定する余地がなかったことを、ここに記しておきます。……だって、そんなわざわざ、写真に撮って残すような景色ってワケじゃあ……ないしさぁぁ。

　なにはともあれ、ぐるっと道玄坂を登って降りて、ここを普段、博士と麻衣ちゃんが～～。と、ほわほわ～ん、と幸せ自分になった真生さん。やはり、上から下まで黒一色で固めた漆黒の麗人も、セーラー服の裾を翻しながら坂を登ってくるショートカットの女子高生にも出会えませんでしたが（当たり前やっちゅうねん！！！）。うはうはしながら次の目的地、明治神宮＆原宿、永遠の２１歳（笑）へと向かって移動、移動。
　渋谷の文字が印字された切符が欲しくて欲しくて仕方なかったです（笑）。
　いや、何に使うねん、とか、そんなんもっててどうすんねん。っていうカンジなんですけどね。ははは。


　……保存用に、１枚余分に買いました切符！！　馬鹿っっ！！！


　だって岩ちゃん、止めないんだもの～～。
　まぁ、私も普段、岩ちゃんが誘惑に負けそうになっているときに止めるどころか、「欲しいなら買えばいいじゃん。あたし、止めないよ！」「いや、止めようよ！！」「さぁ、今ならレジも空いているぞ！！」「うわぁぁぁん！　……か、買ってくる！！」なんて会話をしているのですがね。

　きれいな切符ももって、ご満悦（安い幸せ）で電車に揺られていたならば、岩ちゃんがふと、「この切符、人のいる改札で事情を言ったら、もらえるんじゃないかなぁ。ほら、なんかハンコ押して」と言いだします。

真：「じじ、事情ってナニさ！？　堂々と説明できる理由なんてないよぉぉ！！！！！」（←阿呆な理由だという自覚はあるらしい。そして、オタクは隠れてこそオタクだと思っている）
岩：「いや、詳しく説明しなくてもホラ、東京観光の記念に～、とかで」
真：「……東京って印字されてる切符じゃなく？」
岩：「そこまで突っ込まれないと思うけどなぁ。むしろ、真生さんみたいな人、他にもいるんちゃう？　渋谷の切符欲しがる人。案外、駅員さん慣れてるかもよ（笑）」
真：「それはそれで、イヤぁぁぁ！！！！！」

　それでも、明治神宮前駅にて有人改札口を探し、どっきどきしながら駅員さんに………………３分ほどその場で悩みに悩んだ挙句、ようやく声をかけようとしたら、「あの」って言った瞬間に反対側（駅構外）から来た高校生くらいのお嬢さん二人組に「すみません」と遮られ。「はい、どうされましたか？」と駅員さんがそちらを向いて。


　折れた！！　オイラの精一杯の勇気と根性が、ポキリ、と根元から折られた音がした！！！


真：「うわぁぁぁん、岩ちゃ～ん；；；；；」
岩：「はいはい。頑張れ」
真：「ムリ！！　だって今折られたもん！　ぽっきり逝ったもん！！！」
岩：「大丈夫！　君の愛はそんなものじゃないはずだ！！！」


　そんなやり取りの後、勇気を出すのにさらに５分かかりました。どんだけチキンやねんオイラ……ＯＴＬ


　で、結果。

　どっきんばっくんしながら駅員さんに声をかけ、無事無効のハンコを押してもらう、ホクホク、と喜び噛み締めていたら、っていうかむしろ、「頑張った……！！　頑張ったよ、あたし！！　えらい！！！」と、ひっそり自画自賛していたら、岩ちゃんも、「あ、私のもお願いします」と、サラ～ッ、とお願いしておりまして。
　岩ちゃん、そこまでＧＨのファンってわけじゃあ、ないのになぁぁ？？　と首を傾げていたワタクシに、「はい、あげる」とその切符をくれました。
　ありがと～～う、岩ちゃ～～ん。

　それが、この切符です。



　うん、馬鹿だってことは自覚してる。なので、こんなんもっててどうすんのさ。っていうツッコミは却下させていただきます。


　……そういや、インテでこれ、ご近所様にお見せするの忘れてたなぁぁ。いや、見せられても困られたかとは思うけど……………；；；



　徐々に、そして順調に雨……は、そこまででもなかったものの、風が強くなっていきました、東京。駅で約１０分も勇気を出すために（無駄な）時間を消費してしまったので、心持ち早足で明治神宮へと向かいます。



　たくさんの緑に覆われた敷地内に入ると、どことなく空気が澄んでいるというか、楽に呼吸ができるような気がしました。神社っていうことと緑が多いっていう思い込みからくるものかもしれませんが、真生さん気管支弱いので、あまり東京の空気は得意じゃないっていうか、こほこほ、と咳が止まらなくなるのです。某イベント会場みたいに車通りがあまりなくって、中心部から離れている場所ならそこまでひどくならないのですが、東京近辺とかだと結構キツイものがありまして。



　ほぅ、と周囲の森を見ながら、敷地の奥へと向かっていきます。明治神宮は花菖蒲が特に見どころらしいのですが、６月なんて祝日もない月に、とてもではありませんが東京にまで行けないのが哀しいところです。

　そんなこんなで明治神宮を後にし、そのまま、興味半分で永遠の２１歳へと向かったのですが。人があまりにも多かったら隣の、Ｈ＆Ｍに行こ～。と軽い気持ちで。


　……雨の～。夕方４時以降で～～。なんで～～。

　こんなに人がいるんだっっ！！　いや、オイラもその、『こんなにいる人』の一人なのは、解ってるけどでもっっ！！

　拡声器をもったおじさんが、道路を１レーン完全歩行者ようにしていることを説明しつつ、列の最後尾が新宿方面へと１ｋｍ先だと案内しています。
　１ｋｍ先です。
　雨ももちろんですが、それ以上に、横殴りの風の中、１ｋｍ先……。
　ちなみに、隣のＨ＆Ｍも横の、細い路地に列が伸びており、その最後がまったくもって見えない状態です。

　田舎生まれの田舎育ちで、人混みに酔う真生さん。絶対に購入すると決まっているならばともかく、ひょっとしたら期待外れ（自分の好みに合わないっていう意味ですよ）かもしれない店のために待つことに意義を見いだせない岩ちゃん。
　ふたりの心が、簡単に一つになりました。

岩：「……いいやん、ここで買わんでも、可愛くって安い服売ってる店、いくらでもあるやん」
真：「うん。っていうか、ここに来るまでの交通費考えたら、ちょっとくらい高いお店に入ってもまだ、その方が安いよね～」
岩：「うん、そのほうがゆっくり見れるし」
真：「……古都……にはぜったい来ないだろうから、大阪にでも出店したら、行くよ。心斎橋辺りにできそうじゃん」
岩：「そうし～。平日、仕事終わってから行けるやん、それやったら。っていうか、疲れたしどっかで、お茶しようよ～～」
真：「いえす！　おふこーす！！」

――帰ろう。次の場所に移動しよう！！

　と。


　でも、せっかく来たのになにもしないままで帰るのもシャクなので、とりあえず看板を激写。意味もなく激写。




　さて、次の目的地は秋葉原……に、行く前に。

真：「岩ちゃん岩ちゃん、オイラ途中下車して、永田町行ってもいいかな？　いいかな？？」
岩：「良いけど……？　なんで永田町？？」
真：「国立国会図書館に行きたいの！！！！！」（←理由は、書かなくても我が家にきてくださる皆様はもう、充々ご存知のことだと思います）
岩：「え～……ここで図書館行っても、借りれへんやん。返しに来れないんやし。国会やったら議事堂のほうが――…」
真：「議事堂、隣だよ？」
岩：「そうなん？？」
真：「たぶん。だって国会議事堂も国会図書館も、どっちも住所一緒だもん。永田町一丁目」
岩：「行くっっ！！」

　そんな会話ののち、『国会議事堂前』駅へ。そこそこの人数が下車したのに、みんな乗換口へと向かいます。出入口へと進路をとったのは、なんと我々二人のみ。

岩：「そりゃあ、こんなＧＷに国会見に行くモノ好きなんて、うちらくらいのもんだよね～～」
真：「あたしの目的地は議事堂じゃないもん、図書館だもん！」

　と、駅を出ようとしたところで、ご丁寧に張り紙がしてありました。


　…………………………本日、国会図書館は休館日です。と。

ＯＴＬ

　い、行く前に判って、ご親切痛み入りますが。が。
　何度目かの、なにかが折れる音がしたぁぁ！！　うわぁぁぁん！！


　ずずん、と打ちひしがれつつも、せっかくここまで来たんだし。そもそもどっかで小休止したいしお茶したいし。
　とりあえず、議事堂見に行こうぜ。
　と、連れだって外へ。


　暴風、増してました。
　っていうか、雨足もきっちり、増してました。


　ちくしょう、負けるか。なんの、そして誰との勝負かはよくわかりませんが、せっかくここまで来たってのに、たかだか天気ごときで取りやめはしません。女が廃ります。いや、廃らせておけよ。っていう感じですが。閉館に打ちひしがれていたその時の真生さんと岩ちゃんには、「こなくそ～」なテンションだったのです。

　そんなわけで、国会議事堂～～。



　は、写真をアップして良いものか、若干躊躇いがあったので、せめて証拠写真の看板を。
　＆　お世辞にも良いとは言えない天候の中、それも国会閉鎖中であるにも関わらず、そこかしこに警備員のお兄さんがいらっしゃいました。いや、当然なんだろうけれど、まっっったくの無表情で。目だけ、前を横切っていく我々に向けられていました。怖っっ；；
　いやまぁ、こんな小娘でもやっぱり、警戒っていうか様子見はされるんですねぇ。いや、それも当たり前だと思うのですが。なんてったって国会だし。
　あのインカムできっと、「今、あやしい女の二人組が通っていったぞ。どーぞ」的な報告を、きっとしているんだよ～～。とか言いながら歩いていました。ぐるり、と国会を。
　んでもって。疲れた～、どっかでお茶～～と周辺を見渡すものの。
　議事堂周辺なんにも無ぇ！！
　お茶どころかそもそも、店が無ぇ！！

　ふみふみ言いながら、国立国会図書館へと。
　切ない気分は満載でしたが、せっかくだし写真を撮る。撮る。撮る。



　どーやら、日曜日と祝日が、お休みらし～ですよぅ；；


　しまった……！！　そういえば、同じ場所に最高裁判所もあったんだった……。
　と、図書館休館がショックで、スカッと忘れてたよぉぉ；；；；；


　そんなこんなでへとへとに塗れながら、永田町を後にします。向かった先は秋葉原・電気街。
　なんか、メッセさんおー？に行きたかったらしい。
　でもその前に休憩ぷりーず！状態だったので、まずどっか店ぇぇ。とその辺を見渡しまして。
　結局、駅近のスタバに……スタバ…………東京じゃなくても、いつでも行けるのにすたばっ！！

　とどまることなく、時間が経つにつれて激しくなっていく雨の中、てくてく、と歩く。歩く。
　どうやら探していた限定グッズがあったそうで、ほくほく顔の岩ちゃん。むしろ、２つ買うか否かを彼女が悩んでいる間、ふらふら～、と店内を回っておりました。
　……さすが東京…………品揃えが良い………………。

　でも。「お？」と思ったＰＣゲームが、ことごとくヴィスタ様非対応……ｏｒｚ
　ヴィスタさまぁぁ（大泣）！！
　や、そもそもＰＣゲームって買ったことがないから、どんなものなのかの判断が……出来ないのですが。
　これもな～。スチルの美しさとキャスティングで買ったら、後悔しそうだしなぁぁ。

　悩みに悩んで、とりあえず１つだけ買ってみた。ヴィスタ様、対応してたし。


　でもまだ開けてもいません！　馬鹿っっ！！


　そんなこんなで、そろそろいい時間になってきたので、新幹線の時間もあることだし～。と東京駅へと戻ることに。１８：３０を過ぎたあたりだったので、時間的には夕食だけれど、あまり時間のかかるメニューだと新幹線に乗り遅れる可能性もあるので、それに準じるようなものを食おうぜ。と友人と職場への東京土産を物色しつつ、購入しつつ、岩ちゃんが「ぜひ！　行きたい食べたい！！」と旅行前からプッシュしていた采蝶軒へと行ってまいりました。なんか、ＶＶＶ６？　だっけ？　あれで、丸の内のＯＬの人気スイーツランキングで第２位だったらしく（その回は、見てなかったんだ）。マンゴープリンが美味しそうだったの～～ｖｖ　というので、向かってみました。
　んで、食したメニューがこちら。



　スイーツセットで御座いますｖ　スイーツ３点＋お茶で９８０円ナリ。蒸ケーキとゴマ団子がセットで、それにマンゴープリンか杏仁豆腐、カメゼリー、豆花のどれかを選べるのですが、私はお店のウリだという濃厚杏仁豆腐を、岩ちゃんは当初の目的通りマンゴープリンを選びました。ちなみにお茶は、ライチ紅茶で御座います。水果茶も捨てがたかった～～。
　あ、味はとっても美味しかったですｖ　でもそんな、濃厚～、って謳うほど濃厚でもなかったなぁ、杏仁豆腐。美味しかったけど。


　このあとは東京駅から新幹線に乗り込み、古都へと帰宅しただけなので、割愛。



　二日目の天気だけがちょっとアレでしたが、総じて楽しい旅行でしたｖ
　次はいつになるか判りませんが、ぜひ執事喫茶に……行ってみたいと思いますです。はい。


　……せめてソフト、開封しないと………………；；；；；





　以上、東京徒然旅行記でしたｖ
　長々とお付き合いくださり、有難う御座いますｖｖ