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地元 京都をはじめとする関西地方、ライブやイベントの遠征で出向いた土地で食べた美味しいもの・美味しいお酒を思い返したり、友に勧めたり、自分が次回行くときの参考にするための自分用備忘録です。 リアルタイムで呟くにはX(旧Twitter)で十分なのですが、後から見返すには自分のポストが多すぎて見つけられないので、思い切ってブログで記録することにしました。
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 さて。
 昨日は土曜出勤日(憂鬱過ぎる)だったのですが、奇跡が起きてちょっと定時より早く終われたので、京都駅はGH展inイオンモールKyotoに行ってまいりました~~\(≧▽≦)ノ

GH展inイオンモールKyoto

 最終巻発売と同時の開設なだけあって、最終巻の表紙の解説もありまして。ほえ~、と見てました。いなだ先生とのやり取りFAXでの祖父江さんのコメントがいちいち可愛いったら!! 予想外だったよ!


 そんなワケで。
 もうおそらく、当家に遊びに来て下さる皆様はとうに読了済みだとは思われますが、一応折畳にてつらつら感想をば。一部……いや、かなりのイキオイで真生さん的考察という名の妄想が入り込みますので、笑って許せる人だけ見てね(笑)。
 まぁ、解かっていらっしゃると思いますが、ワタクシナル麻衣推奨委員会(笑)所属なんで! そこんところは揺らぎませんから、よろしく!!






拍手[6回]


 まず、表紙のカラーが(今までと比べると)(穴が開いているとはいえ)色味や効果がシンプルだな~。と思いつつ手に取って。もう予測済みにも程があったのに、そろ~、と捲ったカバー下に現れた笑顔の兄(そういえば、もう『彼』とか『ネタバレのあの人』とか言わなくても良くなったんですよね~。ひゃっほう♪♪ ……いや、今までも別に、伏せてなかったけどオイラ;;;)に、「あぁ……終わっちゃうんだ」としみじみ。
 しつつ、表紙1がカラー……ちょ、これジーンが沈められた湖(のイメージ)!! いなだ先生&祖父江さん、どんだけ(読者を)泣かす気満々――とまで考えて、はっ、とひらめきました(いや、そこまで大げさにするほどじゃないけど)。
 まるで、何かが流れていくようなイメージの、緑色のカバー。
「これ! このカバー、博士が兄の死をメトった時のグリーンハレーション!?」
 瞬間、脳内で博士(泰さん)の声で、何度も読み込んだ台詞が脳内再生されます。そう、「対象が死んだときの癖なんだ」が。
 もうそこで、涙腺が決壊しました。
 真生さんの中で博士は、『生き延びるために感情を押し殺す術を覚えて、いつの間にか自分の感情そのものに鈍くなってしまった人』というイメージなので、ジーンを解剖したかった、っていうのも勿論本当なんだろうけど、それは後付けの理由だと思ってます。まず探さなくては。っていうのがあって、何故自分がそうしたいと思ったのかが判らなくて。納得できる理由として、一卵性双生児であるにも拘らず自分には見えなくて片割れには見えるのは何故かを知るためだ。っていう風に考えたのではないかと。……夢見てるのは、解かってますよ??(博士のモデルを考えると、夢見がちだと言われても反論できませんから)(でもこれくらいは夢見ないと、ナル麻衣成立なんてそれこそ夢のまた夢なんですよ!!!)

 ……んでもまさか、表紙だけで泣かされるとは、思ってなかったよ……。

 散々、えぐえぐ泣いた後で、改めて表紙を見て。……何で麻衣ちゃんだけ、2パターンあるんだろう??と首傾げます。
 イラを(何パターンか)描きだしているのはいなだ先生で、そこからチョイスして表紙に入れ込むのは祖父江さんなわけですが。主上の本なんだから、きっと何かあるに違いない。伏線的な、メタファー的な何かが!! とうがった見方をしてしまうのはもう、小野不由美読者としての性だと思います(笑)。いや、だってさ!!

 と、いうわけで。
 カバーの博士イラの麻衣は、落ちていくポーズで、表紙1の兄イラの麻衣は、身構えているポーズに見えます。
 ……ここで、いつか麻衣が、博士に『落ちていく』暗示だと良いなぁ。と考えるのが、ナル麻衣推奨委員会以下略たる所以です。んでもって、暗闇の中を独り彷徨ってる兄を『受け止める』存在っていうイメージだと良いなぁ。
 ホラ、(たまたまです)落ちていく麻衣の目線は博士の背中に向けられてるし(単にミニイラの配置の関係だと思われます)、身構える麻衣の目線は湖に向いてるし。……結果は、祖父江さんが単にいなだ先生が出した案の内、2つともを入れたい!と考えたからだそうなのですが(GH展より)。でも、わざわざ2パターン入れて、それが分からないように麻衣のイラ部分には穴開けてないんだから……!!と、希望は持ったままでいきます(笑)。

 っていうか、表紙だけでどんだけ語るんだっ!?という感じですが。
 んでも最終巻記念カンファ(笑)で、表紙のアレが~、コレが~。っていう疑問点とか思いつきとか、参加者一同悉く被る辺り、別に真生さんおかしくないよね!!と開き直りますよ。やっぱり皆、イロイロ読み込むよね、考察するよね!
 うふふ、俺らどんだけGH好きなんだ。そしてどんだけナル麻衣好きなんだ、っていうね。いや、好きだから創作して、サイト作ったりなんかしてるわけですけどもね!!


 閑話休題。
 冒頭から、麻衣がどれだけ博士を信頼っていうか、たとえ『特別な』意味ではなかったとしても、ちゃんと好意を持ってるんだっていうのがものすっごく書き足されていたことに狂喜乱舞しました~~!!!!!
 上司部下としても、猫の手くらいにはなれたと思ってたのに、全然信用してもらえてなかったんだって凹んだり、自分だけ親しみを感じていたんだって落ち込んだり。6巻まで、原作ではなんだかんだで描かれていたナル麻衣要素がどんどこ削られていたので、そっちの意味では戦々恐々だったのですが(も、2人きりで取り残された時のさりげない優しさ発揮部分とか、ホテルのシーン全削りとかされてたらどうしようかと……!!!)。むしろ増えてた!麻衣→ナル描写が増えてた!!いやっほう♪♪
 あと、原作では調査とナルの正体=シリーズ全体の伏線回収が完全に切り離されていたのですが、リライト版は調査と同時進行で謎解きが進められていたので、より読みやすく、臨場感が出て良かったと思います。ぼーさん大活躍(笑)が無くなったのは残念ではあるけど、この方が麻衣が主人公なんだっていうのが強調されていて。ヒントを貰ってではあるけれど、ちゃんと自分の頭で考えて、ナルのことを理解しようとして。で、彼の正体に辿り着いたっていうのが良い!
 それに、原作では調査終わってほっとして、ば~っ、と謎解きが始まって。っていう形なので、麻衣ちゃんの心がイマイチついていけてなかったって言うか、置いてけぼりにされていた感があったんですよね。正体知って、本当にもう会えないんだって思って、告白して。でもその想いはどっちに向けられたものか指摘されて、ジーンが好きなんだ、ナルじゃないんだ。って思いこんでしまって。そして最後、ぽつん、と独りぼっちにされた。みたいな。
 たぶん全盛期の、小学生中学生の頃に読んでいたらそこまで思わなかったかもしれませんが、真生さん、コミック参入派なんですよね。実際にTH連載中、かなりのシリーズを読み漁っていたはずなんですけど、何故か手を出していないんですよ、悪霊シリーズ。なかよしでシリーズ連作してた頃に知って、当時は原作付の意味を知らなかったものですから、元になったもの(GHの場合は、悪霊シリーズですね)があるなんて思いもしなくて。「でもこのタイトル、どっかで……?」と既視感覚えつつ。ある日図書館でピンク背の原作を見つけて借りて、何しろその当時すでに絶版になってたものですから近所の図書館では全然揃っていなくて、京都市内の大きな図書館に通って全巻読破したのですが。もうその頃には、二十歳……超えてたかな?ギリ未成年だったかな?くらいの歳だったので、少女小説にも拘らず主人公とヒーローがくっつかないっていうことよりも、その置いてけぼり感のが気になってですね。リライト版で実際に麻衣も言ってますけど、他メンバーは皆『大人』なんですよね。成人組はもちろんですけど、安原さんは霊能力がないにもかかわらず、その情報収集能力の高さと頭の回転の速さを評価されて認められているし、真砂子は霊能力者として、芸能人として仕事をしている。天涯孤独の身で、何もかもを自分でしなければならない、っていう意味では確かに麻衣も『大人』ではあるんですけど、能力の多彩さと高さは目を見張るものがあるのでしょうけれど、あくまでも麻衣は庇護される立場なんですよね、メンバーの中で。その状態で、あの怒涛の展開の後、『ひとりでも~』って締められた時に、「えぇぇぇぇ~~!!???」ってなったわけですよ。これからを暗示する描写が無いやん!!って思いましてね。……まさか、それがうっかりアニメで再燃して、創作するようになるとは考えもしませんでしたが、当時は。
 でもリライト版はナルの正体に自力で気付いて、あぁ、遠い人なんだな。って寂しく思ったりとか! その辺の心の揺れがすごく良かった!!のです。

 あと、先生を説得するときに思い浮かべる『ナルの良いところ、好きだと思うところ』が総てちゃんと『ナル』だったのが……!! いや原作でもそうだったんですけど、もし主上がナル麻衣要素完全排除して、ジン麻衣推奨なんだったら、ひょっとして改変されるかも……!!って。ここも、ビクビクなシーンだったのです。よよよ、良かったよぉぉ~~!!
 (逸れないようにするためとはいえ)ナルから手繋ぎのシーンも健在だったしvv 博士のバッググラウンド考えたら、どんな理由があれ自分から触れる。っていうだけで超稀少なんでね! それだけで、甘~いvvって叫ぶからね(私が)!

 まぁ、その辺もあって。ちゃんと麻衣はナルも――っていうか、確かに夢でジーンの笑顔を見て「好きなのかも?」って意識するようになったし、好きだなぁ。って自覚?したのも、最終巻でジーンに浄霊のやり方を教わった時なのですが。
 でもそれって、知らなかった、っていうのもあるけど、『ナルが』笑ってくれたって思ったから意識して、『ナルが』優しくしてくれたって思ったから好きだって感じたわけだよねぇ。とか。
 確かに現実のナルは自信家だわ口は悪いわ尊大だわ~ですが、それだけだったなら、「本当のナルは優しい」なんて考えないと思うんですよね。多少なりともその優しさの欠片を受け取っていたからこそ、そんな風に思うワケで。最初からないものを、あるって考えるほど人間楽天的にはなれませんし。ましてや、自分のしたことの責任が総て自分に圧し掛かってくるような麻衣の立場だと、尚更に。だから、あそこでもしナルが、「僕が? ――ジーンが?」なんて、想いの行く先を決めつけさせるようなことを言わなければ、ちゃんと考えて、自分が好きになったのは本当にナルなのか。それともジーンなのか。それとも、ナルとジーン、両方を好きになったのか。はたまた、ナルとジーンが融合された、本来居ない、麻衣の頭の中だけに住む『誰か』に恋をしたのかを見極めて、『答え』を出せたと思うんですよね。でも、あんなふうに『答え』を急かされた(博士にそんな意図があったとは思えませんが)がために、どっち?っていうのに固執して。んで、もういない人だった。ずっと気付かなかった。っていう喪失感とか罪悪感とか、そういうので心がぐちゃぐちゃになって。ジーンには解かりやすく、『笑顔』っていう惹かれた要素があったから、『自分はジーンが好きなんだ。ジーンだけが、好きなんだ』って自分の恋心を決めつけてしまったんじゃないかなぁ。っていうふうに思うのです。

 と、いうわけで。
 今までのリライトで一番「リライト万歳!!」だったのは前巻のおこぶ様編だったのですが(読み応えあった!! 博士がいない分、全員の知識と能力フル稼働で!! 途中、家系図が必要になったけど(笑)。そして、おこぶ様無双の恐ろしさが半端なかったけど!!! さすが神様……化け物浦戸さんよりも怖かったよ;;;)。やっぱり、最終巻は一番好きだと改めて確認しました。一番麻衣ちゃんが活躍した巻というのもありますが、個人的にはナル麻衣としても益々オイシイ巻になっていたと思いますvv
 むしろ、上記で述べている通り、麻衣さんは自身の感情を決めつけてしまって、博士のことを問題外というか、『好きになった人の弟』『間違えてごめんね、もう間違えないから』みたいな感じで、しばらくの間は(それこそ、年単位じゃないかなぁ)恋愛対象として排除していそうなので。片恋時代(いつか、くっつくことはくっつくと思ってる)(だってオイラ、ナル麻衣推奨以下略だから)は、どちらかと言えばナル→麻衣派だったのですが。リライト最終巻を読んで、ナル←麻衣もアリだと認識しました!! これからも、楽しく妄想するvv


 以上。最終巻感想というか、ナル麻衣妄想徒然文章でしたが。
 ここまで読んでくださった皆様、有難う御座いまっすvv
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