早売りWJを読んで、うわっきゃ~~!!状態の真生です、こんにちわ。
色々と萌えとか萌えとか萌えとかでもなぁ・・・とか言いたいのですが、さすがに本来月曜発売のもののネタバレを、いくら別枠表記とはいえ2日も前にするのってどうよ!?と自分が思うので、もう少しガマンの子になりつつ、私信だけ送りたいと思います。
》私信
F氏~~!! はじめちゃん出てるよ~~!!!
ギャグキャラでも弄られキャラでもなく、普通にはじめちゃんと裕太が出てきたよ、今回~~!!!!! 展開的には・・・色々と言いたいこともあるけど、完全ネタバレになるし言わんけど。コレだけは君に知らせなければと思ってな。
で、これはこれで終わりとして。
なんかね~、昨日一昨日くらいからパラレルが頭を回ってるんですけど・・・ポツポツ書き出してみたのですが、まだ全然終わりまで固まってないし、そもそも見通しの無いまま連載初めて、ちゃんと終わらせられるほどの技量も無いしで、どうしよっかな~。って感じなんですけど。
あまりにもグルグルぐるぐるしてるので、ちょっとココで見切り発車してしまおうかと。もともとブログでの小咄はネタメモみたいなものだしな~ってコトで。
一応別枠表記ですが、はじめに注意をば。
1:完全パラレルです。
2:スミレちゃんは没しています。死ネタでは間違ってもありませんが、現存するキャラを勝手に殺していることに変わりは無いので、そういうのがお嫌な方はバックプリーズ。
3:姫が天涯孤独の身です。
4:王子は人間ではありません。
5:びっっみょ~な大人表現が・・・いや、無いな。うん、無い。
6:残酷なシーンはありませんが(テニでやる気は無いとも言う)、多少の流血はあります。たぶん。
7:1~6までの記載内容分まで脳内神さまがネタを送り続けてくださるかが、はなはだ疑問であります(完結するかどうかが判らんとも言う)。一応、『1』って付けてますけどねぇ・・・│ ̄│○
上記内容を踏まえ、OKよvって方はどうぞ。
まぁ、ちゃんと出来上がったならBIBLIOTHECAページに再アップしますがね・・・;
[1回]
Pigeon blood 1
「はぁ~・・・!」
目の前に聳え立つ洋館に、ただため息が出た。
元はきっと、すばらしいお屋敷だったんだろうなってことは判るけど・・・壁はボロボロだし、お約束みたいに蔦が這ってるし・・・・・・お庭も、すっごく広そうだけど全然手入れとかされてないみたいだし、外との境になってるレンガ塀もヒビだらけだし・・・なんて言うか。
(・・・お化けでそう)
うう、やだなぁ・・・。
「・・・開きませんねぇ」
ぼうっとお屋敷を見上げてたら、少し先で鉄柵の鍵をガチャガチャ鳴らしていた山根さんが、困ったなぁって表情で額を拭ってた。
山根さんは、私のお祖母さんにあたる人に依頼を受けた弁護士さんなんだって。ううん、本当は山根さんの『先生』って方が受けたそうなんだけど、その人が急に亡くなってしまったから、その代わりなんだそう。
お祖母さん、という人に私は会ったこともないし、そもそも自分に『家族』がいたんだってことも知らなかったから、最初は戸惑ったけれど・・・もし自分に何かがあったときには、このお屋敷と土地が私のものだってことを伝えて欲しいってお願いしていたらしくて、私が生まれてすぐに、もうこのお屋敷一帯は私のものになっていたんだって。
「どうされます、竜崎さん? こちらに住まれるにしても、中に入れないようではどうしようもありませんよ」
「そう、ですけど・・・・・・」
そうは言われても・・・ここしかもう、行くところなんてない。施設にはもう戻れないし、ホテルに泊まろうにも、そんな大金持ってない。私の『財産』なんてもう、今持ってるバックに入ってる分と、それから、このお屋敷しかないんだもの。
「やはり、かえっ―――・・・」
「あの、山根さん」
とりあえず、この門を開けて中に入らないと、どうしようもないよね。
「すみません、私も手伝います」
「え? いや、かまいませんよ。服も汚れてしまいますし」
もうしわけ程度の所持品が入ったバックを地面に置いて、私は鉄柵に手を伸ばした。
「良いんです、服なんて洗えば綺麗になりますから。それに、一応私の家ですし、ドア、開けたいんです」
鍵穴に差し込んだままになってた鍵を、一度外そうと思って触った。もしかして何か詰まってるのかもしれない、そう思ったから。
「・・・え?」
そしたら、さっきまでどんなに山根さんが回そうとしてもビクともしなかった鍵が、かちゃり、って小さく鳴って。
「あ、あれ・・・開い、た?」
試しに軽く取っ手を押してみたら、鉄柵はあっさりと中側に動いた。
え、え? な、何で?
「おかしいな、さっきまでうんともすんとも言わなかったのに」
どうぞ、って私のバックを拾って手渡しながら、山根さんが不思議そうな表情で言う。
「どうやったんですか、竜崎さん?」
「さ、さぁ・・・?」
私、別に何にもしてない、よねぇ・・・?
「まぁ、とりあえず門も開いたことだし、中に入りましょうか」
「あ、はい」
外から見た印象よりもずっと広くて、荒れ放題になっているお庭を見ながら、私は先に立って歩く山根さんの後を一生懸命ついていった。
以下、続く・・・ハズ
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